穴窯による作品づくりにこだわっている安倍安人氏のぐい呑みです。大阪に住む安人氏は陶芸だけでなく絵画や彫工などもこなすマルチな活躍をしています。氏が目指すものは、古備前の再現。それも窯づくりからこだわって、室町時代の穴釜による焼成を再現するため、16回も窯をつくりなおしたほどです。その作風はまさに古備前の風格そのもので、神秘とか奇跡と呼ばれるほど出色した焼き上がりをみせています。
このぐい呑みは火襷(ひだすき)ですが、古備前の優品に見られるような、まるで筆で塗ったように太く濃い発色をしています。


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